ミバエ4種類、 実際は同種=共同研究

果物産業に多大な被害を与える数多くのミバエ(フルーツフライ)の種類のうち、4種類のミバエが実際は同じ種類であることが、世界20カ国で行われた共同研究で明らかになった。公共放送ABCが10月29日、伝えた。

ミバエは果物に卵を産み付け、生まれた幼虫が果物を食い尽くすことで知られている。科学雑誌「システマティック・エントモロジー」に紹介された研究結果によると、アジアやアフリカ、南米で見られる「ミカンコミバエ」「フィリピンミバエ」「インベーシブミバエ」「アジアン・パパイヤミバエ」の4種類は実際には同種で、「カランボラミバエ」も近縁種であることが分かった。同種であることが判明した4種類に関しては今後、「ミカンコミバエ」に名称が統一される可能性があるようだ。

植物バイオセキュリティー共同研究センター(PBCRC)とクイーンズランド工科大(QUT)でミバエ生物学・管理研究チームを率いるトニー・クラーク教授は、ミカンコミバエについて、オーストラリア特有のクインスランドミバエやチチュウカイミバエに比べて多種の果物を攻撃すると説明。「世界的な経験から、ミカンコミバエはほかの種類のミバエよりも強いと考えられており、仮にオーストラリア国内でまん延した場合、従来のミバエに取って代わるだろう」と述べた。

オーストラリア国内でミカンコミバエが発生した場合、果物の生産減や駆除コストは10億豪ドル(約957億円)に達し、園芸分野における害虫被害額としては最大になるとみられている。

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