青果とナッツ業界、豪中FTAに歓喜

オーストラリアと中国が自由貿易協定(FTA)で妥結したことを受け、青果業界とナッツ業界では向こう4~8年以内に中国向け輸出にかかる関税が撤廃される見通しとなった。各業界団体は、将来的に中国向け輸出を拡大できるとしてFTA妥結を歓迎している。公共放送ABCが18日、伝えた。

オーストラリア産かんきつ類の関税は向こう8年間に段階的に廃止。野菜に関しては、向こう4年間かけて撤廃される。

かんきつ類の生産者団体シトラス・オーストラリアのジュディス・ダミアーニ最高責任者は、今シーズンにかんきつ類の輸出額が過去最高となる3,000万豪ドル(約30億5,800万円)に達することに触れ、「(完全撤廃までの)8年は少し長いが、かんきつ類業界にとって中国市場は最も成長している輸出市場であり、貿易取引だけでなく、今後5~10年間に中国との共同研究や提携なども増える可能性がある」と期待感を示した。

■インドに視線

オーストラリアのマカダミアナッツ業界でも、向こう5年以内に24%の関税が段階的に撤廃される。生産者団体オーストラリア・マカダミア協会(AMS)のバーネット最高責任者は、中国と日本、韓国とFTAが締結された今、生産者はインド向け輸出に注力し始めていると説明。「インド向け輸出では100%に近い実効税率が課せられている。インドは大きな可能性を秘めた巨大な市場だが、現時点では関税の影響で価格が2倍に膨らんでしまっている」と話した。

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