ナッツ生産最大手、リベリナの4農場買収

オーストラリア証券取引所(ASX)に上場する農業ビジネス大手ウェブスター(Webster)が、モルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会)が所有するニューサウスウェールズ州リベリナの農場「Kooba」を含む農場4カ所を、1億1,600万豪ドル(約116億7,000万円)で取得した。ナッツ生産国内最大手であるウェブスターは、今回の農場取得でクルミ事業の売上高倍増を目指す方針だ。11月29日付オーストラリアンが伝えた。

買収した農場の総面積は4万7,000ヘクタールで、綿花や小麦、トウモロコシが栽培されている。

同社のロッド・ロバーツ会長は、今回取得したKoobaがマランビジーバレー(Murrumbidgee Valley)地域では最良の農場であるとし、クルミの生産を倍増できると説明。3年以内に同農場でクルミ生産を開始し、同時に綿花の栽培にも注力する考えを示した。

ロバーツ会長は、中国との自由貿易協定(FTA)が今後ナッツの売上高を伸ばすとともに、農地の価格を引き上げると予想。「今回(支払える金額内で)農場を取得できたのは喜ばしい」と語った。現在25%となっている中国向けナッツの輸入関税は向こう5年間で撤廃される予定。

■物流会社会長が大株主

ウェブスターでは、運輸パトリックの最高経営責任者(CEO)として1998年のオーストラリア海運労組(MUA)との労使紛争で中心的な役割を果たし、現在は物流サービス会社キューブの会長を務めるクリス・コリガン氏が社外取締役を務めており、同氏は6月末時点でウェブスターの株式17.27%を保有している。

コリガン氏はまた、ウェブスターの株式11.2%を取得することで合意した農産物生産会社オーストラリアン・フード&ファイバーの関連会社の大株主でもある。

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