NZゼスプリがキウイ出荷再開へ、油付着問題で
- 2016/5/6
- 青果
ニュージーランド(NZ)のキウイフルーツ輸出業者ゼスプリ・インターナショナルは、一部のキウイの包装に油が付着していたことが問題となっている。ただし同社は消費者に健康に影響がないことが確認されたとして、出荷を停止していたキウイ170万トレー(1トレーは=3.6キログラム)を再包装し、出荷を再開すると発表した。scoop.co.nzが4月29日に伝えた。
検出された油は機械の潤滑油で、成分などの分析を行ったところ、消費者の健康を害さないことが確認された。包装に油が付着していたのは、出荷を停止していたキウイのわずか0.01%だった。ゼスプリはキウイを再包装し、油の付着がないことを確認したのち、順次出荷を行うとしている。
出荷が停止されたキウイのうち、約100万トレーが国内向け、約75万トレーが日本と台湾向けだった。
問題となった包装はポケットパックと呼ばれるもので、ゼスプリが用いる包装の約3分の1を占め、NZや南米チリのメーカーが生産する。
今回が出荷が停止されていたキウイは、今シーズン(4〜11月)の生産予想(1億4,000万トレー)の約1%を占める。
■中国が最大輸出市場に
ゼスプリによると、今シーズンのキウイ輸出量は、中国向けが2,400万トレーに達し、日本を抜いて最大輸出先となる見通しだ。全生産量の5分の1に相当する。
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