2021年の畜牛市場、高値スタート!

2021年初となったオーストラリア、ビクトリア(VIC)州の今週の畜牛市場で、若齢牛の価格が1キロ当たり5豪ドル(1豪ドル=約79円)を上回り記録的高水準となった。1頭当たりの収益は昨シーズンを400〜600豪ドル上回っているとみられる。

農業誌ウイークリー・タイムズによると、VIC州西部キャスタートンでは、4日の市場で2,400頭のアンガス去勢牛が、平均で1キロ当たり5.02豪ドルを付けた。北東部ウォドンガの市場でも平均体重292キロの未経産牛がキロ5.09豪ドル、軽量子牛は274キロで同5.7豪ドルとなった。6日の市場では2,519頭の牛の取引が2時間で終了し、取引総額は440万豪ドルに上った。多くの中量去勢牛はキロ5豪ドルを上回る価格だったが、肥育農家はそれ以上の価格も想定しているという。平均価格は1,738豪ドルだった。

キャスタートンの繁殖農家スプラトリング氏は、「ここ数日の価格は、これまで見たことがない水準に到達した」と述べ、元エルダーズ家畜エージェント、フランダーズ氏も「歴史を作った」と語った。

ウォドンガの家畜市場は主に北部から来たバイヤーで占められ、新型コロナ禍の農業従事者に対する州境通過許可を活用し、クイーンズランド州南部などから来訪したという。

また、VIC州南西部ハミルトンの市場でも、離乳アンガス去勢牛でこれまでの最高値となる2,140豪ドルを付けた。昨年のクリスマス時期の価格水準を1キロ当たり0.2〜0.3豪ドル上回っているという。3,634頭のアンガス去勢牛の平均価格は1,744豪ドルで、体重360キロ以下の牛の価格はキロ5豪ドルを超え、最高で同5.54豪ドルとなった。

同地域の繁殖農家リンケ氏は、「キロ5豪ドルを超えることは想定外」と述べ、「過去数週間の降雨が、畜産業界に興奮を与えている」と語った。

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