中国向け豪牛肉輸出、急増も供給不足の懸念

中国向けのオーストラリア牛肉の輸出が急増している一方で、供給不足に陥る懸念が浮上している。オーストラリア食肉産業協議会(AMIC)のラーキン会長は、今年の中国向けの牛肉輸出量が昨年の約16万5,000トンから約13万トンに落ち込むと予想している。ファームオンラインが伝えた。

中国向けの牛肉輸出は2011年の7,000トンから12年には3万2,000トンに急増。13年には中国が輸入する牛肉の約5割がオーストラリア産となっている。

だが、AMICのラーキン会長によれば、オーストラリアが昨年中国に輸出した量は、中国人の牛肉消費量の約2%にすぎない。同会長は、オーストラリアの中国向けの牛肉出荷能力が「すでに上限に達している可能性がある」と厳しい見方を示す。

中国政府は8月、冷蔵牛肉の輸入規制を一部緩和した。しかし、ラーキン会長は、オーストラリアは国内での環境規制や、水供給と土地利用の制限などから好機を生かせず、現実的には中国の食料庫になりきれてはいないと指摘。その上で、生産者と規制当局がいったん立ち止まって過去を振り返り、アジア市場向けの供給の強化とその維持に前向きに取り組んだ場合には、非常に大きな輸出機会が広がっていると述べた。

ラーキン会長は、ニューサウスウェールズ州拠点の食肉加工・販売業者エイトロン(Atron)・エンタープライゼズの社長。

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