NZ食肉輸出額、通貨高でも昨年度過去最高
- 2014/10/23
- 畜産
ニュージーランド(NZ)の2013/14年度(13年10月~14年9月)の食肉輸出額が、NZドル高にもかかわらず、53億NZドル(約4,515億円)と過去最高を記録したことが分かった。前年度比で4億8,000万NZドルの増加。15日付ドミニオン・ポストが伝えた。
生産者団体ビーフ・ラムNZ(B+LNZ)のエコノミック・サービスによれば、13/14年度の食肉輸出額の31%が北アジア向けだった。
ラム(子羊)肉の輸出量は3%減少したものの、輸出額は9.5%増の25億2,000万NZドルとなった。1トン当たりの平均輸出価格は、12/13年度の7,400NZドルから8,300万NZドルと13%上昇した。
13/14年度のラム肉輸出額の48%は欧州連合(EU)向けだった。北アジア向けはラム肉の輸出量では全体の34%を占め、EUに次いで2位となったが、1トン当たりの平均輸出価格は6,000NZドルで、EU向けの同1万200NZドルを大きく下回った。
マトン(成羊肉)の輸出量は前年比11%増の9万3,000トンで、史上2番目の高水準を記録。農地の多くが酪農用に転換されたことが主因となった。
■牛肉は過去2位
牛肉と子牛肉の輸出量は38万3,000トンで、過去2位を記録。輸出額は8.4%増の22億9,000万NZドルで、平均輸出価格は1トン当たり2.1%高の6,000NZドルとなった。輸出額の48%は北米向けが占め、北アジア向けが30%だった。
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