第3回 いつまで続くバーガーブーム

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バーガープロジェクト店内。店員が肉をカットしている(左)。注文は右のカウンターで

エビバーガー(手前)と梅バーガー、どちらも15豪ドル

エビバーガー(手前)と梅バーガー、どちらも15豪ドル

オーストラリアで2012年ごろから始まったハンバーガー(バーガー)ブーム。気付けば町の精肉店から、高級レストラングループまでバーガーを提供している現在。その具材も伝統的なビーフパティ(牛肉を平たい円盤に加工したもの)からプルドポーク(低温調理した豚肉をほぐしたもの)、ビーフブリスケット(牛肩バラ肉をゆっくり調理したのもの)など、お店によりさまざまです。

ブームの火付け役は、04年にオープンした「グリルドバーガー」と12 年にオープンした「ハックスタバーガー」と言われています。どちらもメルボルン発祥で、それまでオーストラリアのバーガー界でなじみの無かった、フランス生まれのパン、ブリオッシュやイタリアのパニーニ、全粒粉を使用したバンズ(丸パン)、熟成チーズ、和牛など厳選されたビーフパティを使い、ソースにはハラペーニョ、アイオリを加えた「こだわりバーガー」を販売。呼び名がハンバーガーからバーガーに変わったのも、この頃からのようです。

1989年のオープン以来、国内外から高い評価を受けている、オーストラリア有数のトップシェフ、ニール・ペリー氏率いるシドニーの高級レストラン運営会社ロックプールグループ。同グループが14年にオープンしたバーガー専門店「バーガープロジェクト」では、ホルモン剤や抗生物質を一切使用せず、食の安全にこだわったタスマニア産ケープグリムビーフを使っており、ビーフパティは店内で肉塊を加工して作るため、食材の新鮮さも売りにしています。もともと、「ロックプールバー&グリル」で、24豪ドル(1豪ドル=約79円)のバーガーを提供していましたが、上質で手軽な値段のグルメバーガーを世界に発信しようと、「バーガープロジェクト」をオープン。使用するバンズは少し甘めでしっとりした特注品、さっぱりした赤身肉との相性は抜群、女性にも軽い感じで頂けます。

■日本食レストランもバーガー店をオープン

オーストラリア人オーナーシェフ、カービー・クレイグ氏経営の梅日本食レストランでは、今月シドニークバランガルーにバーガー専門店「梅バーガー」をオープン予定。それに伴い先月、高級レストランからバーへと業態を変えました。その食事メニューは、甘くフワフワした特注バンズを使い、和牛パティ&ミートソースのオリジナル梅バーガーやエビ・かき揚げバーガーがメイン。同レストランは、約2年前から数ヶ所でバーガーポップ・アップ店をオープンし、照り焼きビーフ、和牛パティ&ミートソース、エビ・メンチカツバーガーなどローカル店にはない日本スタイルのバーガーを販売。ほとんどのメニューを45分で完売したこともあるという人気ぶり。

高級精肉店「ハドソン」でも、先月から平日ランチタイム限定で、プルドポーク・ビーフブリスケットバーガーを12豪ドルで販売しており、注目を集めています。

今後どのような新鋭が登場するのか、オーストラリアのバーガーブーム、まだまだ継続しそうです。

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