第307品 エデンベールのフロンティ(赤)

IGAやダンマーフィーで1本5豪ドル(価格は調査当時)

日本では、酔ってなんぼの居酒屋でも売られているというノンアル飲料ですが、オーストラリアでも市場が急成長しています。オーストラリアの2020年のお酒の販売量は前年を1.4%下回った中で、ノンアルコール飲料は2.9%増加。さらに今後3年間でノンアル飲料は16%成長すると予想されているそうです。

今回は、そんなアゲ調子なノンアル市場では今一つ影が薄いノンアル・ワイン、でも美味しいスパークリングの「エデンベールのフロンティ(赤)」を取り上げます。

アルコールのないワインなんて、単なるグレープ・ジュースじゃないの? と思う読者もいるかもしれませんが、さにあらず。あのジュースのまったりした甘さがありません。赤ワイン特有のほのかな甘みはありますが、軽くスッキリとした味わい。だがら食事中にも飲み続けることができる、これがジュースとの大きな違いです。さらにノンアルですから酔っ払う心配もなし。人気が出ないはずがありません。

エデンベールは2006年にオーストラリアで初めてノンアルワインを発売した会社の一つ。フロンティの上のシリーズでは、シャルドネやシラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど、現在は18種類ものメニューを取り揃えています。アルコールのないワインを作るのではなく、発酵させて作ったワインからアルコールを抜くという手法を採ります。風味を残す方法は企業秘密だそう。

ま、美味しければどんな方法でもいいじゃありませんか、ね?(尋助)

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