第155品 「パーキー(ストロベリー&ウオーターメロン味)」

QLD州による技術の結晶だとか

日本ではかなり昔から、「ヤクルト」などの乳酸菌飲料が広く飲まれていますが、オーストラリアやニュージーランド(NZ)でも最近、発酵飲料(プロバイオティック・ドリンク)がブームになりつつあるのを感じます。シドニー市内の地下鉄駅構内で先日、この「パーキー(PERKii)(ストロベリー&ウオーターメロン味)」350ミリリットル入り4.5豪ドル(1豪ドル=約81円、価格は調査当時)を、キャンペーンで無料配布していました。

このパーキーは、クイーンズランド(QLD)州立大学が2001年に開発した「PROGEL」という技術を用いて、原料をミクロ状のジェルで包み込むことに成功し、商品化にこぎ着けました。同商品の原料には乳酸菌(Lc431)を含むとしています。

さて肝心の味ですが、リンゴジュースを15%含み、甘さは控えめでわずか37カロリーしかないだけあって、さっぱりとしていて飲みやすい味です。そのほかにも「ライム&ココナツ味」「マンゴー&パッションフルーツ味」があります。当初はデリバリー販売だけでしたが、ようやく大手スーパーなどでも見られるようになりました。

生産はQLD州で行われているほか、政府の科学研究機関CSIROなども関与しており、まさにQLD州が後押しした官製ドリンクとも言えるかもしれません。(西嵐)

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