不ぞろい野菜
オーストラリアやニュージーランド(NZ)では、形や色が不ぞろいな野菜や果物を値引きして販売する動きが広がっている。NZでは、2017年以降500トンもの「規格外農産物」が消費されたという。
オーストラリアでは特に、深刻な干ばつや山火事により農作物の生産高が例年より減少していることから、大手スーパーマーケットはシミのあるトマトや形の悪いリンゴなどを供給先から受け入れるようになった。筆者がよく行く新鮮な野菜やオーガニック食品で有名なスーパー、ハリスファームには、「規格外」コーナーが設置されており、多くの人が利用しているようだ。
ただ、レジ係が正規商品を見分けるために、規格外商品は緑色のビニール袋に入れて購入しなければならない。食品廃棄を減らしながらプラ袋の消費を増やすのは本末転倒なので、今度から普段の買い物袋に加え、不ぞろい野菜向けの小分け袋を持参するべきか。(岩下)
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