OZポーク

かねてから抱いていた疑問を、豪州で農業を営む豪州人に尋ねる機会があった。豪州では牛や羊の酪農、養鶏は非常に盛んだが、なぜ養豚が盛んでないのか——という点だ。世界の豚肉生産高のうち、豪州はわずか0.4%を占めるに過ぎない。個人的には、豚の気質や味が豪州人に合わないのかなどと勝手に想像していた。
実はその豪州人によると、実はデンマーク産の安い豚肉が補助金に支援されて大量に豪州国内に流入していることと関係があるようだ。養豚業者は存在するが、輸入豚肉に押されて主流になれないのだという。しかし調べると、豪州にも養豚業者組合は存在し、小規模ながら年間約600万頭の生産高を持っているようだ。
それでも世界市場で出遅れたのを自覚しているのか、「世界最高級の豚肉」を提供するニッチ市場を狙う方針という。「OZビーフ」ならぬ、「OZポーク」が世界で名をとどろかす日が来るだろうか。(西嵐)

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