行きつけの店

ずいぶん前にシドニーからアデレードまでのバスツアーに参加した際、運転手兼ガイドが「今夜は、行きつけのピザ屋に連れてってやるよ」と言うので期待してついて行ったら、何のことはない、某「Pハット」だったので驚いたことがある。「うまい蕎麦屋がある」と立ち食いに連れて行くがごとし。

いや、東京のT駅前の立ち食い蕎麦は、いま思い出してもうまかった。そういえば、あそこには友人を連れていった記憶がある。なんだ、同じじゃないか。

日本の食べ物で真っ先に思い出すのは、立ち食い蕎麦やラーメンだ。夜通し飲んで電車の始発を待つ間、24時間営業の店で背脂ギトギトの豚骨ラーメンをすすったのも、いまや青春の一ページとなった。

オーストラリア人は飲んだ後にハンバーガーを食べるというが、分からなくもない。理性のささやきを無視し、酔いにまかせて高カロリー食を過剰摂取する背徳的な快感は、どこかローマ貴族の飽食の味にも似て。(短吉)

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