中華料理店戦記

シドニーのアッシュフィールドには中華料理店が多い。中でも筆者が気になるのは「夜上海」と「新上海」の上海料理店だ。味よりもライバル同士の両店の戦略が面白い。

もともと2店は、同じような内装でよく似た料理を出していた。やがて新上海の内装がきれいになると、白人系の客や華人客がそちらに流れ始めた。

しばらくすると、夜上海のマネジメントが変わったのか、以前は店を取り仕切っていた男がいなくなった。その後、夜上海も内装を変え、両店の違いがなくなったことで、客足が戻ってきたようだった。

これに対して新上海は内装を黒を基調としたモダンな雰囲気に作り替えた。これで差別化を図ったようだが、次に夜上海が取った戦略が画期的だった。新上海を挟み込むように、別館をオープンしたのだ。これなら、「新」でも「夜」でもどちらでもいい客は夜上海に流れていく。商売上手なのかよく分からない2店、今後も注目したい。(頼徳)

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