本日回転
久しぶりにすし屋に行った。回転する方の店だ。自慢ではないが、回転しない方の店にはめったに行かない。
「イラッシャイマセー」。発音からして日本人ではなさそうなアジア系の店員たちが声をそろえて迎えてくれた。
この店は回転ずしの中ではクオリティーが高く、いつ来ても満足して帰るのが常だった。期待して一皿目にはしを伸ばす。何か違う。2皿目、3皿目……。物足りない気持ちは増すばかりだ。舌が肥えたとは思えない。経営者が変わったといううわさを聞いていたので、そのせいかもしれない。残念だが、レストランではよくあることだ。
ラストオーダーだというので、席を立とうとすると、カウンターの中のチーフらしき人が白い帽子を脱ぎ、顔を下に向けると、右手で盛大に髪をかきむしった。短い髪の毛を立たせようとしたようだ。目を疑った。長い回転ずし歴で初の体験。自分が回転していすから転げ落ちそうになった。(短吉)
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