ワイルド食材

日本に住む大学時代の友人がシドニーに来て共に会食した。彼女の今回のオーストラリア訪問は父親とのエアーズロック旅行が目的だが、帰国前にシドニーで時間を作ってくれた。

「肉とパンばかりだったから野菜が食べたい」という友人。魚と野菜の料理を食べながら、話はエアーズロックのバーベキューで出たという「オーストラリアのワイルド食材」に移った。カンガルーやエミュー、ワニの肉だ。全ておいしく食べたというが、バファローだけは臭みがありそうで食べられなかったという。

「バファローはオーストラリアの動物ではないのでは」といぶかしむオージーの夫。実は、北部準州にバファローが持ち込まれたのは約190年前と古い。現在はアジアに生体輸出されており、牛乳の代用品として乳を生産する農家も出ている。まだシドニーではあまり知られていないが、北部準州ではすでに、地元に根付いた「オージー食材」なのかもしれない。(葉羽)

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