サルナシ?キウイベリー?
食卓にあった緑色のブドウのようなフルーツを手にして食べたところ、なんだこれはと、まじまじと眺めてしまった。
家人によると、これは「キウイベリー」だそうだ。「ベビーキウイ」とも呼ばれるようで、まさにキウイの赤ちゃんのようだが、キウイよりもずいぶん甘い。オーストラリアでもこれまで見たことがなかった。あなどれないのは、ビタミンCはオレンジの5倍あり、ビタミンEはアボカドの2倍あるのだとか。ニュージーランド(NZ)産らしいが、もともとの原産はどこかと調べてみたら、なんと日本や朝鮮半島の高冷山間地だ。日本では「サルナシ」と呼ぶ。
このフルーツの食べやすさや視覚的な形状などを考慮すると、日本だけでなく、世界でもうけるだろうと思われる。であれば、これを日本の地方の過疎対策として大量生産ベースに載せるのはどうだろうか。海外で需要が高まる日本の農産物の一つに加われるとしたらすばらしい。ちなみに、名前もサルナシで売った方が、日本産らしくていい。(西嵐)
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