ハロウィーン

今年も子どもの友達らと一緒にハロウィーンで近所の家を回った。地元の友達いわく、ハロウィーンがオーストラリアで浸透したのは5年ほど前からという。

去年と同じ通りに行ったが、今年はさらに住民側の気合いの入れようが感じられた。大人の仮装もさることながら、こんもり土を積んだ前庭に、スケルトンの四肢が飛び出しているなど、単なる子どものお菓子集めを超えて芸術的だった。

学校が終わった後に仮装した子どもたちがお菓子を集めて歩き回るだけに、道は大混雑だ。車が通るのに、道路に飛び出した自分の娘を大声で叱っている父親がいた。「もう一度同じことをしたら即帰るぞ!」と、周囲が静まるほどの怒鳴り声で叱る黒いマントを着たその男性。頭には包丁が刺さっており、おしろいを塗った顔の口元からは赤い血がたれている。くすくす笑う大人たちと、彼を見て怖がる小さな子どもたち。このイベント、もう毎年病みつきになりそうだ。(百花)

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