直伝の味という言葉がある。料理人が弟子に教えるものや、おふくろの味などを指す。

息子が通う学校の保護者の集まりで、手作りスープをいただいた。カレーのような色合いで、食感もカレーのよう。これまで味わったことのないおいしさなので、レシピを聞いた。玉ねぎとニンジンとセロリをみじん切りにして炒め、別に煮て雑味をとった豚足とともにスロークッカーに投入。水で煮るだけで、塩コショウなどは一切、入れていないという。オーストラリアのテレビ番組で見た料理をアレンジしたものだそうだ。

息子にせがまれ、作ってみることにした。肉屋で生まれて初めて豚足を購入。スロークッカーがないので弱火で半日以上、煮込んだが、一向に見た目が変化しない。ルーを入れる前のカレーの状態だ。もっと細かくみじん切りするべきだったのか、それとも炒め足りなかったのか。疑問がわいても聞く相手がいない。直伝の味ならぬ伝聞の味は見事に失敗に終わった。(城一)

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