VIC州水資源相、 珍回答で風当たり強く
- 2016/3/16
- 政策・投資
ビクトリア(VIC)州政府のリサ・ネビル水資源相に対する風当たりが強まっている。マレー・ダーリング川流域では水不足による川の流れの停滞で藻類が大発生し問題となっているが、同相は基本的な質問に答えられず、誤ったデータを記者団に発表するなど迷走が続いている。news.com.auなどが11日伝えた。
同相はエチューカで今月開かれた会合で、川の水量が少ないときに海水が川上に向けて逆流するのを防ぐ柵について問われ、柵の運営方針などで同州の意見を代表する立場であるにもかかわらず、その存在を知らないと回答。この柵は100年近く前に設置された主要な設備であり、VIC州農業者連盟(VFF)は長年、同柵の撤去を求めている。
同相はまた10日の記者会見で、藻類対策としてマレー川に40万メガリットル以上の水を放流したと発表。しかし、連邦政府環境省によると、放流された水の量はわずか4,500メガリットルであり、放流の目的は藻類対策ではなく、ゴールバーン地区での環境保護だったことが分かった。
ネビル水資源相の報道官は、同省が誤った情報をネビル水資源相に渡したと弁明している。
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