農場管理ガンアグリが資産増強、近く1億$に

農場管理会社ガン・アグリ・パートナーズ(Gunn Agri Partners、GPA)が、オーストラリア農業投資を加速している。2013年の設立にもかかわらず、今年すでに傘下のカニンガム・キャトル・カンパニー(CCC)を通じて5,000万豪ドル(1豪ドル=約86円)相当の農場を取得しており、数カ月後には管理農場資産が1億豪ドルに達する見通しだ。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

最近の取得農場では、カニンガム・キャトルが運営するザ・ガン・アグリ・キャトル・ファンドが今年3月、クイーンズランド(QLD)州北部の肉牛農場「Goodar Station」を2,000万豪ドルで取得。同ファンドは今後も、QLD州を中心に、ニューサウスウェールズ(NSW)州北部と北部準州でも農場を取得する方針だ。

創業メンバーでGPAとCCCの会長を務めるビル・ガン氏は、「オーストラリアの牛肉業界は世界でも非常に競争力がある。世界の誰よりも安く牛肉を生産できる」として、業界への自信を示した。

ファンドの参加者は海外の機関投資家が多いという。

■不動産大手が農業投資

ブリスベンの不動産大手開発業者センティネル・プロパティーはこのほど、QLD州イプスイッチ(Ipswich)南部にある養鶏場「パーガ・ブリーダー・ファームス」を2,280万豪ドルで取得した。センティネルにとって初めての農業投資で、年間12%のリターンが見込めるという。

同農場は2026年まで生産者にリースされる。施設には広さが63ヘクタールの農場3カ所と、鶏の繁殖施設17カ所が含まれる。

■中東ファンドは赤字続き

一方、中東カタールの政府系投資ファンドが保有するオーストラリアの農業会社ハサド・オーストラリアは、10年の事業開始以来、赤字決算が続いている。昨年度赤字額は346万豪ドル。

ハサドはQLD州、NSW州、ビクトリア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州に放牧地や耕作地を合わせて14カ所、約30万ヘクタール保有する。

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