ロブスター、今年はスーパーで安く

豪中貿易紛争で輸出に壊滅的な被害を受けた西オーストラリア(WA)州のロブスター業界が、国内販売に活路を見いだしている。小売り大手のウールワースは、今年のクリスマス時期のロブスター販売量を、これまでの6.5トンの5倍以上となる35トンを見込んでいる。また、コールズは仕入れ量を昨年の29倍に増やした。

中国は過熱する貿易紛争を背景に、オーストラリア産ロブスターの輸入に新たな検疫基準を導入、通関が長期化し商品価値が消失する事態に発展した。だが、輸出停止を受け、ウールワースや同業のIGAが国内販売に乗り出した。

オーストラリア最大のロブスター輸出業団体ジェラルトン漁協(GFC、WA州)は、今回ウールワースに供給する契約を締結した。ルーター代表は「今年は厳しい年だったが、最後に導入された(中国の)輸入規制は、多くの事業者に更なる試練を与えた」と説明。しかし同代表は「国内スーパーや消費者の支援が事態を大きく変えた」と語った。国内向けに値段を引き下げて、多くの国内消費者が購入することを期待するという。

ウールワースの食肉シーフード部長は「これまでは贅沢品と言われていた品を今年は安価で供給できる」と述べ、「多くの消費者にロブスターを供給でき、同時に地元産業を支援でき喜ばしい」とした。

WA州のロック・ロブスターは、例年の半額の20豪ドル(1豪ドル=約77円)で販売されるという。

■すでに売り切れも

一部報道によれば、スーパー大手2社のロブスターは消費者の引き合いが強く、すでに売り切れの店舗も出たほか、購入制限も導入されているという。

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