SAでミナミマグロ数回復、産業に活力

南オーストラリア州の海域でミナミマグロの個体数が回復したことで、ポート・リンカーンのマグロ産業が活気にあふれている。今シーズンの漁獲量はすでに年間割当量の半分を超えている。1月28日付アデレード・ナウが伝えた。

年間の養殖量も前年比25%増の2億豪ドル(約190億円)以上に上るとみられている。また遊漁でも数十年ぶりの良好なマグロ漁獲シーズンとされ、ビクター・ハーバーやケープ・ジェービス、マリオン・ベイ、ポート・リンカーンなど沿岸の街近くでも最大20キロのマグロが大量に漁獲されている。

オーストラリア産ミナミマグロ生産者協会のジェフリーズ会長は、ミナミマグロの個体数が回復したことで1982年以来最高の漁獲シーズンになっていると説明。イワシの個体数の多さと飼料により、ポート・リンカーンの街近くまでミナミマグロが近寄ってきているという。

また日本が2007/08年に乱獲を止めたことと、急速な個体数の回復が同時期に起こったとしている。ミナミマグロの個体数の見通しも中長期的には良好で、今年の漁獲割当量は拡大しており、来年はさらに10%拡大する見込みだ。

ただ、円安豪ドル高が日本向けのミナミマグロ輸出には試練となっているようだ。同会長は、中長期的には、オーストラリアが日本や中国、韓国と自由貿易協定(FTA)を締結できていないことが懸念材料と指摘。ほかの競合国はマグロ消費量の多いこうした国々とFTAを締結しており、低い関税や非関税障壁撤廃で恩恵を受けているとしている。
 

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