世界初! 魚原料のエサなしでエビ養殖可能に

豪科学産業研究機構(CSIRO)が、世界で初めて、魚をエサとせずにエビを養殖できる方法を発見した。天然魚を保全しつつ、エビ養殖の収益性改善と環境への配慮が可能になると期待されている。7月31日付オーストラリアンが伝えた。

CSIROの海洋科学者は、海洋微生物と、大豆・植物性タンパク質・微量ミネラルの混合物をエサとして与えることで、エビを商業的に海水の養殖池で生育する方法を確立した。海洋微生物は、食物連鎖上天然エビに消費されている上、養殖エビの生育を30%速める物質を含んでいる。

CSIROの「食糧の将来」分野のプレストン所長代行は「30年間この分野に携わってきた中で、今回の発見が最も重要だ。これはオーストラリアが構築した知識で、世界に大きな影響をもたらすだろう」と喜びを語っている。研究には10年を費やしたという。

海洋微生物が原料の「Novacq」が入ったペレットは、向こう2年間にオーストラリアのエビ養殖業界で広く普及される見通しだ。飼料大手リドレー・アグリプロダクツが、Novacq向けの海洋微生物を増殖し、オーストラリアと東南アジアで同ペレットを製造する特許を購入している。

将来的には、サケやバラマンディなども非魚原料のペレットで養殖できる可能性もある。

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