NZ水産加工シーロード、昨年度は62%減益

日本水産が出資するニュージーランド(NZ)の水産加工大手シーロードの2015年9月通期の純利益が1,010万NZドル(1NZドル=約77円)と、前年度の2,690万NZドルから62%減少したことが分かった。150万NZドルの資産の評価減を含む減損200万NZドルが響いた。26日付ナショナル・ビジネス・レビューが伝えた。

売上高は4.3%減の4億3,100万NZドル。シーロードは昨年、ノースアイランド・マッセルズの株式50%を売却するとともに、北島の海洋牧場のライセンスを、総合商社である今中(大阪市)傘下のNZ食品加工会社セデンコ(Cedenco)フーズに譲渡している。シーロードは12年、当時管財人の管理下にあったノースランド・マッセルズを、水産大手サンフォードとともに傘下に収めていた。サンフォードはノースランド・マッセルズの株式50%を維持するという。

シーロードは大幅減益の理由として、販売減少と為替差損を上げた。スティーブ・ヤング最高経営責任者(CEO)は、マッセル(ムラサキイガイ)の漁獲量が減少し、世界市場での白身魚価格が下落したことに加え、漁船の故障も影響し、予想した利益を上げられなかったと述べている。

同社は魚価格の下落を受けて人員削減を進めている。今月には南島北東部のネルソンの加工場で60人を解雇する計画を明らかにした。同加工場では昨年12月に70人が削減された。同社の15年の人件費は8,580万NZドルで、前年の8,640万NZドルを下回った。

関連記事

アーカイブ

ウェルスのトリビア

小売り大手ウールワースが、ある事業の分離・上場を計画しています。それは何の事業でしょうか ?(答えは記事中に)

ページ上部へ戻る