NZ政府と大手3社が新技術、ブランド魚販売へ

ニュージーランド(NZ)政府の第一次産業省と水産大手3社が共同で、トロール網を使用しない「魚に優しい」新しい漁獲技術「ティアキ(Tiaki)」の開発に成功した。ティアキは、生きたままの良好な状態で魚を船に引き上げ、大きさの満たない魚や不要な魚を海に返すことができる持続可能な漁獲方法。同技術を用いた捕られた魚に関しては、消費者は漁獲場所や方法などの情報を得ることもできる。2月24日付NZヘラルドが報じた。

先住民マオリの言葉で「大切に守る」という意味を持つ「ティアキ」は、目的以外の魚の生存率を高めるために開発された技術「プレシジョン・シーフード・ハーベスティング(PSH)」を基に開発された手法。同技術を用いた場合、特に深海でキンメダイやホキなどを捕獲する際、魚を傷付けるリスクを減らし、品質を保つことが可能という。ティアキの方法で漁獲された魚は今年後半から、ティアキ・ブランドとして数量限定でオークランドで販売される見通しだ。

ティアキの開発は、NZ第一次産業省と水産加工大手サンフォード、日本水産が出資するシーロード、アオテアロア(Aotearoa)・フィッシャリーズの3社が、業界の成功に向けて実施しているイノベーションプログラム「プライマリー・グロース・パートナーシップ(PGP)」の一環として行われた。2012年に開始した6年間の同プログラムには、総額4,800万NZドル(1NZドル=約76円)が投じられている。

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