カキのウイルス対策、 新種開発に100万$

オーストラリア連邦政府はこのほど、パシフィック・オイスター(マガキ)の病気であるマガキ致死症候群(POMS)のウイルスに強い耐性を持つカキの新種開発のため、新たに約100万豪ドル(1豪ドル=約80円)の予算を投じると発表した。公共放送ABCが5月31日、報じた。

オーストラリアでは2013年、ニューサウスウェールズ州ホークスベリー川のカキ養殖場でPOMSの感染が広がり、カキ約1,000個が死に、最大で600万豪ドルの被害が出た。今年2月には主要産地の一つであるタスマニア州で感染が広がっており、カキ養殖産業の生き残りを図るため、品種改良が急務となっていた。

ラストン農業相補佐は、今回の拠出により、これまで約6年間続けられている品種改良プログラムをさらに1年半継続することになると説明。POMSウイルスに耐性を持つカキの開発はすぐそこまで来ており、商業化も近いと述べた。

同プログラムを監督する生産者団体のオーストラリア・シーフード・インダストリーズ(ASI)のゼネラルマネジャー、カニンガム氏は、今後1年半以内には、POMSウイルスに耐性を持つ1年カキが市場に出回る可能性があるとしている。

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