遊漁で世界初! WAカニ漁が海のエコラベル申請

英ロンドンに本部を置く非営利団体(NPO)の海洋管理協議会(MSC)は、西オーストラリア(WA)州マンデュラ(Mandurah)に生息するカニの一種、ブルー・スイマー・クラブ(タイワンガザミ)に対して申請されている「持続可能な漁業」の認証の最終審査を行っている。申請者にはアマチュアフィッシングの団体が含まれており、認証されれば遊漁の漁としては世界で初めてとなる。公共放送ABCが15日、報じた。

MSCにブルー・スイマー・クラブの「持続可能な漁業」の認証を申請したのは、WA州の遊漁者団体レクフィッシュウエスト(Recfishwest)と、パースの南80キロメートルにある面積130平方キロの河口域ピールハービーの漁師ら。レクフィッシュウエストの最高責任者を務めるアンドリュー・ローランド博士は、商業漁業か遊漁かにかかわらず、健全な漁場を維持したいという考えは同じだと指摘し、両者が協力する必要性を強調した。

WA州政府はこれまで、商業漁業約50件について、MSC認証を取得するための事前評価に1,450万豪ドル(1豪ドル=約85円)を投じた。MSCのマット・ワトソン氏によると、ブルー・スイマー・クラブが、アマチュアフィッシングの団体が申請者となった初めての例となる。

ピールハービーでブルー・スイマー・クラブの漁業ライセンスを保有する10人のうちの1人、ダミアン・ベル氏は、MSCの認証取得により持続可能な漁業のお墨付きが得られ、基準を満たした漁業の水産物には「MSCエコラベル」を表示することができると説明。MSCの審査の過程で、遊漁の実態が明らかになり、すくい網の使用の度合いも判明することを期待していると述べている。

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