QLDの「肥満防止」新種プラム、世界が注目

クイーンズランド(QLD)州一次産業省が開発した、肥満防止効果が期待されているプラムの新品種「クイーン・ガーネット(Queen Garnet)」の人気が今後国内外で高まり、向こう20年間で州に数億豪ドルのロイヤルティー収入をもたらす可能性が出てきた。公共放送ABCが伝えた。

クイーン・ガーネットは、ポリフェノールの一種で、肥満や生活習慣病を予防する効果があるとされる色素成分アントシアニンの含有量が多いのが特長。クイーン・ガーネットの価格は1キログラム当たり12豪ドル(1豪ドル=約79円)で、通常のプラムの2倍に上る。QLD州の農業関連企業によるコンソーシアム(企業連合)で、ブリスベン郊外のトゥウォングに本社に置くニュートラフルート(Nutrafruit)が、2010年にQLD州政府からクイーン・ガーネットの生産・供給の独占ライセンスを取得した。

南クイーンズランド大学の研究では、カロリーの高い餌を与えられたラットが、クイーン・ガーネットを同時に与えられたことで、通常の体重を維持した。さらに、心臓や肝臓の機能、血圧、ホルモン量も正常な数値に戻ったとされている。

■世界で数百万本栽培へ

ニュートラフルートのマッキントッシュ氏は、ラットを使用した試験に続いて行われている初期のヒトの臨床試験でも、非常に良い結果が出ていると主張。ルーマニアやスペインなどの欧州諸国や、南米、南アフリカ、英国、米国、中国など、核果の主要生産国から引き合いが来ていることを明かした。

マッキントッシュ氏は、5年内に世界で数百万本単位のクイーン・ガーネットの木が植えられることになると予想。このうち50万本がオーストラリア国内になるとみている。すでにQLD州東部のイングルウッドでは7万5,000本が植えられている。

 

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